
京都のBMW専門店アレスです。
今回は「BMW・2シリーズ(F45/218i アクティブツアラー)」のエンジンマウント交換作業を行いました。
京都府のT様から車検のご依頼ですが、車検前の点検にてパーツの劣化を確認したため、お客様のご了解を得て交換作業させていただきました↓↓↓

型式:DBA-2A15
原動機の型式:B38A15A

↑エンジンマウントは矢印の先あたりにあります。

↑拡大したところ。

↑(車体正面から見て”左側”)マウントを構成するゴム(ブッシュ)が損傷したことで、エンジンとボディを繋ぐためのパーツ (本来は黄色ラインの位置) が大きく脱落していました。

↑(車体正面から見て”右側”)ゴムブッシュ内部に封入されていたハイドロオイルが漏れ出てしまっているため、症状としては重い部類に入ると思われます。

↑左が新品、右が取り外したエンジンマウント。

↑使用済品の青い矢印あたりのゴム部にクラック(亀裂)があり、パーツが陥没して上部に大きな隙間が生じています。

↑こちらはペンドラムサポート(エンジンの下側に配置されているもの)になります。
取り外した使用済み品の方は黒いゴム部分が硬化して縮んでおり、青い矢印の先に隙間が生じていますので、不具合が発生する前に予防交換させていただきました。

エンジンマウント(画像左側)とペンドラムサポート(画像右側)は、どちらもゴム(ゴムブッシュ)で構成されています。
経年劣化すると、もともと柔軟性のあるゴム部分が硬くなって損傷し、免振・緩衝材としての役割を果たさなくなることで、エンジンの振動がダイレクトにボディに伝わって異音がするなど不快な症状が発生します。
輸入車・国産車を問わず、エンジンマウントを含むゴムパーツ類の一般的な交換時期としては、製造から7~10年程度、または、10万㎞程度を走行したタイミングといわれています。
アイドリング時や低速時の「ガタガタ」「ゴトゴト」といった異音や、エンジンの「ブルブルブル」と大きな振動が車内までひびいて不快に感じるという場合はエンジンマウントの交換時期を示す一つのサインですので、できるだけ速やかなメンテナンスをおすすめします。
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