
京都のBMW専門店アレスです。
今回は、「BMW・320iツーリング」のリア(後輪側)ブレーキパッド・ディスクローター・ブレーキパッドセンサーの交換作業を実施しました。

奈良県のK様からのご依頼で、【ブレーキパッドの交換を知らせるメッセージがナビモニターに表示された】ということでご入庫いただきました。
点検を行ったところ、リアブレーキパッドだけでなくディスクローターにも摩耗が確認できたため、今回はブレーキパッド・ディスクローター・ブレーキパッドセンサーの3点を同時交換することになりました。

目次
ブレーキパッド・ディスクローターとは?その役割と同時交換をおすすめする理由
BMWのブレーキパッドは、お車を安全に【減速・停止させる=制動力】に欠かせない重要な部品です。
ブレーキペダルを踏むと、ブレーキキャリパーに取り付けられたブレーキパッドが、回転しているブレーキディスクローターを内側と外側からしっかり挟み込みます。
その際に発生する摩擦力によって車のスピードが減速していき、最終的に車が停止する仕組みです。
BMWは高速道路やワインディングロードなど、さまざまな走行シーンで高い制動性能を発揮できるよう設計されており、その制動力を支えている重要な部品がブレーキパッドとディスクローターです。
ブレーキを使用するたびに接触部分が摩擦することで、両方の部品は少しずつ摩耗していきます。
ブレーキパッドだけを交換しても、ディスクローターの摩耗が進んでいる場合は、本来の制動性能を十分に発揮できない可能性があります。
そのため、ブレーキパッド交換の際にはディスクローターの摩耗状態も確認することが重要です。
BMWではブレーキパッド交換時にディスクローターの状態を確認し、摩耗状態に応じて同時交換を行うことで、安全で安定したブレーキ性能を維持することができます。
警告灯・ブレーキ鳴き・キーキー音などの異音は交換時期のサイン
BMWにはブレーキパッドセンサーが装着されており、ブレーキパッドの摩耗が進むと警告灯やナビモニターにメッセージが表示されて交換時期を知らせてくれます。
また、ブレーキを踏むと
・「キーキー」「キッ」と甲高い音がする
・「シャーシャー」「ゴリゴリゴリ」といった異音がする
・ブレーキの効きが以前より弱く感じる
このような異音や違和感をそのまま放置すると、ブレーキパッドだけでなくディスクローターまで傷ついたり、大きく摩耗したりすることがあります。
その結果、交換部品が増えて修理費用が高額になるケースも少なくありません。
警告灯や異音に気付いた際は、安全のためにも早めの点検・交換をおすすめします。


BMW320iツーリング ブレーキパッド・ディスクローター・パッドセンサー交換作業
車体をリフトアップしてリア(後輪)タイヤを外し、ブレーキキャリパーとディスクローターをむき出します。

ブレーキキャリパーには、ディスクローターを挟み込む位置にブレーキパッドが取り付けられています。

続いてブレーキパッドセンサー、ブレーキキャリパー、ブレーキパッド、ブレーキローターを取り外していきます。
ブレーキ関連部品を取り外した後は、新品部品を取り付ける前に各部の状態を丁寧に点検・清掃します。
ブレーキダストや汚れを除去するだけでなく、ブレーキキャリパーや周辺部品に異常や損傷がないかも確認し、安全に取り付けられる状態へ整えていきます。
このような下準備をしっかり行うことで、新しいブレーキパッドやディスクローターが本来の性能を発揮し、ブレーキ鳴きや異音の予防にもつながります。



画像に写っているものがディスクローター。左がボディから取り外した使用済み、右が新品。


ブレーキパッドの厚みをノギスで測ると、使用済み品は新品と比べて、約7㎜以上摩耗しており、交換時期の目安とされる残量まで擦り減っていました。

ブレーキパッドの摩耗が進み残量が少なくなると、パッドセンサーも同時に摩耗して信号を送り、ナビモニターに交換時期を知らせる仕組みになっています。
今回のお車はブレーキパッドセンサーが正常に作動し、適切なタイミングでナビモニターにメッセージが表示されたことによりご入庫いただいたことが分かります。
部品の組み付け・最終確認
各部をパーツクリーナー等で丁寧に清掃した後、ディスクローター・ブレーキパッド・ブレーキパッドセンサーの3点を新品へ交換して組み付けます。

ブレーキは安全に直結する重要な部分のため、キャリパーやボルト類の締め付け確認、ブレーキペダルの踏み込み状態などを入念にチェックします。
また、BMWはブレーキパッドセンサーによって交換時期を管理しているため、部品交換後には専用診断機を使用してブレーキ交換時期のリセット作業を行います。
リセットを正しく行うことで、次回の交換時期を車両側で適切に管理することができます。
最後にブレーキの作動を確認し、ブレーキ鳴きや異音の原因となる異常がないことを確認して作業を完了しました。
BMWのブレーキ鳴き・キーキー音の原因とは?
BMWオーナー様から特に多いご相談が、
「ブレーキを踏むとキーキー音がする」
「低速時にブレーキ鳴きがする」
「前輪・後輪付近から異音が聞こえる」
といった症状です。
ブレーキ鳴きの原因としては、
- ブレーキパッドの摩耗
- ブレーキローターの摩耗や段付き
- ブレーキダストの蓄積
- パッドとローターの当たり面の変化
などが考えられます。
特にBMWをはじめとした輸入車は制動性能を重視したブレーキ材質を採用しているため、国産車と比較するとブレーキ鳴きが発生しやすい傾向があります。
ブレーキ鳴きは必ずしも故障とは限りませんが、ブレーキパッドやディスクローターの摩耗、部品の劣化が原因となっている場合もありますので、適切なタイミングで点検を受けることをおすすめします。
まとめ
ブレーキキャリパーの脱着を伴うブレーキ整備は、道路運送車両法に定められた「特定整備」に該当します。
BMW専門店アレスは運輸局認証工場として、BMWのブレーキ整備を適切に実施しております。
最近では、
- ブレーキ警告灯が点灯した
- ブレーキ鳴きが気になる
- キーキー音がする
- タイヤ付近から異音が聞こえる
- ブレーキパッドの交換時期を知りたい
- ガソリンスタンドの無料点検で交換を勧められた
といったご相談も増えています。
当店は、BMW 320iツーリング(F31)をはじめ、BMW各シリーズのブレーキ点検・交換実績も多数ございます。
京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県エリアでBMWのブレーキパッドやディスクローター交換、ブレーキパッド交換の警告メッセージ、ブレーキ鳴き・キーキー音・異音などでお困りの際は、BMW専門店アレスまでお気軽にご相談ください。
当整備工場は地方運輸局長から「認証工場」の認可を受け、輸入車・国産車に対応した専用テスターを完備しています。
目に見えない不具合まで正確に診断し、お車の状態に合わせた最適な整備をご提案いたします。
車検・法定点検・故障修理はもちろん、オイル交換やタイヤ交換、各種パーツ取付交換まで幅広く対応しています。
さらに、コーティング施工やドライブレコーダーの取り付け、板金・塗装、お車の買取・査定などもお任せください。
BMWに特化した専門知識を持つ整備士が在籍しているため、「ディーラー以外で安心して任せたい」というお客様にも多くご利用いただいております。
国産車・輸入車問わず豊富な作業実績がございますので、日常メンテナンスからトラブル対応までお気軽にご相談ください。
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